インプレッサ(GVB)のフォグランプを交換しました.

30 10月

HIDのイエロータイプから,LEDの白色タイプに交換をしました.
今年は大雪と言われていますが…あえて発熱の少ないLEDタイプのランプに変更したのは,HIDがかなり老朽化した為,今年の冬は越せない…と判断した為です.
HIDへの更新をしなかったのは,LEDで雪の季節に挑戦してみよう…という思いもありますが,実際は下記のLEDバルブを購入して,しばらく放置していた為です.
(実家の車に取り付けようと購入したのですが,実際の車はH4タイプで間違えていた…というのが真相です)

選んだLEDバルブは,
「フィリップス エクストリームアルティノン HB3/HB4 6000K 3520lm 12V 22W PHILIPS X-tremeUltinon 11005XUX2」です.

https://www.philips.co.jp/c-p/11005XUX2/x-tremeultinon-led-headlight-bulb

実は,以前ローカルなメーカの製品も試してみたのですが,やはり耐久性に難があったので,比較的信頼できそうなフィリップスのバルブを選択しました.

(スバル サービスマニュアルより)
GVBのフォグランプは,ハロゲン50WタイプのHB4です.HB3とHB4はヘッドランプでも多く使われるタイプですので,選択肢は多いです.ただ,GVBのフォグランプは,ランプの挿入口の上左右に”ひさし”がありますので,余り根本が太いタイプは使うことが出来ません.この点,要注意です.


まずは,ハンドルを目一杯切ります.そして,タイヤハウスの黒いライナーのファスナを外していきます.


(上の写真はもう開いてしまっていますが…)
ファスナを外して,ライナーの隙間から手を突っ込んで,このカバー裏側のクリップを3箇所外します.白い小さなクリップですが,結構強固についています.4-5年くらい経過すると,外す際に割れてしまうことが多いので,出来ればスペア部品を手配しておくと良いと思います.

こんな具合の部品です.

単純な部品ですので,かなり安価だったと思います.
自分の場合,度重なる車弄りの結果,片側3個中2個は破損してしまっていましたので,今回の作業の中で,全数交換しました.

クリップをはずしたら,カバーをそっと車両前方向にスライドさせます.
少しスライドさせたあと,裏から押し開けるようにすると,スムーズに外れます.
乱暴に行うと,バンパー側に引っかき傷を作ってしまうので,心配な方は養生しておきましょう.

フタを開けると,こんな具合です.
(助手席側)
巨大なウォッシャータンクがありますが,それほど作業には難儀しません.


中を覗き込むと,フォグランプのバルブがあります.
(取り付け前の写真を取り忘れてしまったので,上の写真はすでにLEDバルブ取り付け後です.)


今回使用するバルブは,先述のフィリップスの製品です.
こんな具合になっています.


同社のH4の製品とは異なり,灯体とヒートシンクは一体になっています.


実装,すごくキレイです.このチップが裏表についています.取付状態で,チップは左右を向くことになります.今回は,無調整でちゃんとチップが左右方向となりました.
このバンクで,11Wも流せるとは,すごいですよね.


こちらはドライバ.それほど大きくなく,発熱もそれほどでもないです.エンジン近くなどの高温箇所以外であれば,取付箇所は余り選ばなくても良いと思います.
バルブとはケーブル2本で繋ぎますが,片側はファン,片側はLEDのようです.ただ,どっちもどっちに繋がってしまい,最初かなり悩んでしまいました.試したところ,どちらでも問題なく点灯するようです.おそらく,バルブにはドライバユニットから定電圧が供給されて,LEDバルブ側で定電流制御をしているのかと思います.


個人的におすすめなグッズがこちら.ブチルゴムの防水絶縁テープです.自己粘着タイプなので,何年か先に剥がしても,ケーブルやコネクタに対して,ビニールテープなどで有りがちな「ベタベタ」が残りにくいです.
ホームセンターの電材系の売り場においてあります.


こちらは運転席側ですが,取付が終わった状態です.


こちらは助手席側.下に見えるボルトは,光軸調整のためのものです.

試しに,片側だけ交換した状態で,点灯確認をしてみました.

光軸のせいもあると思いますが,イエローのHIDよりも白いLEDバルブの方が遥かに明るいです.カットラインもしっかりと出ていますので,対向車に眩しい…ということも無いと思います.
(あまりカットラインを下げすぎても,雨天時の路面反射で対向車を幻惑させてしまいます.極端にならないように調整します.)


両方交換すると,こんな具合です.大分明るくなりました.積雪時にどうなるか…楽しみです.

あとは,元に戻せば完了です.
側面の蓋のみ,取り付け時に周辺に傷つけないように気をつければ,問題なく完了できると思います.

LEDバルブ「11005XUX2」の消費電力は,公称で25Wです.
おそらく片側での電力でしょう.
HIDランプのランプ損失は,通常のバラストで35W程度.LEDとHIDの効率は,今ではほぼ同じとなっていますので,LEDはHIDの2/3程度の発熱と言えます.

よって,着雪には弱くなると考えられますが,実際に厳冬時に走行した場合にはランプの熱で一度溶けた雪が付着して再凍結,光を遮ってしまうような経験もあります.
なので,もしかすると発熱が減ったことがプラスに作用する可能性も…
今年はかなり厳しい寒さになるとの予想ですので,実地で検証してみたいと思います.

余談
LED VS HID の明るさ合戦について

LEDとHIDどちらが明るいのか.これは良く比較となるところですが,同じ光束のランプがあるのであれば,実際に人間が感じる明るさは,スペクトルがブロードなHIDの方が上である…と自分は考えています.

例えば,紫外線は通常の白色LEDからは殆ど放出されませんが,HIDでは大量に放出されます.この紫外線は人間の目には見えませんが.紫外線がモノに当たって励起されて可視光に変換される場合があります.

実は,先の光束という単位は視感度補正がされていますので,光束の値に紫外線は寄与していません.なので,「光束という単位のみで両光源を比較した場合,放出している光のエネルギーが同じであっても,HIDよりもLEDの方が高めの値が出る」と考えられます.

さて,先程の話に戻りますが,紫外線がモノに当たると可視光に変換される場合があります.ピンクやイエローなどのビビットな発色をする蛍光物質や,光を蓄えて暗闇で発光する蓄光物質がお馴染みですが,コンクリートやアスファルトの骨材や看板の漂白剤も同じ性質を持つものがあります.そのような物体にHIDヘッドライト中の紫外線が当たると,可視光を返してくることになります.
よって,このような場合,数値上での光束が同じHIDとLEDであっても,見かけ上の光束はHIDの方が上…というように感じることがあります.
(例えば,洗濯物の柔軟剤などにも漂白剤が入っていることがありますので,これらを使って選択したワイシャツなどを着ている人がヘッドライトに照らされた場合,HIDであればより遠くから明瞭に判別できる可能性があります.)

このことを定量的に表すことは難しいでしょうが,出来れば「一般的な街路で見かける風景では見かけ上の明るさはこのように異なる」というような経験則を,どこかの企業または研究機関で論文などにしてもらえると,非常に面白いと思います.
また,上記のHIDとLEDの見かけの明るさの違いは,カメラに対しても効いてきますので,衝突被害軽減装備に対しても影響する可能性はあります.

このように,LED光源はピーキーな発光スペクトルを持つために,非常に効率よく可視光帯の光を放出する為,エネルギー効率が非常に良いですが,そのことが裏返しとなる可能性も考えられる…と個人的に考えております.

そのうち,このような考えについて,ヘッドライト論として纏めてみたいと思っています.同人誌にしても楽しいかもしれませんね.

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