インプレッサ(GVB)に8インチのカーナビを入れよう(その1)

5 6月

GVBに8インチナビをなんとか入れられないか…
以前から色々考えて検討していたのですが,結論から言うとGVBに8インチナビは入ります!その顛末について,以下に書きたいと思います.

以前から,私のGVBのカーナビは調子が悪く,更にレスポンスがイマイチだった頃のサイバーナビということもあって,いつかは交換したい…と思っていました.
更に,最近では8インチ以上の大型の液晶画面を持つナビも増えてきましたので,どうせ交換するのであれば,そういったモノにチャレンジしたい…

そこで,昨年秋冬モデルの最新ナビ「Clarion NXV897D」への交換に挑戦することにしました.
NXV897Dは,8インチの液晶画面を持つ2DINビルトインナビです.

Clarion NXV897D

Clarion NXV897D

今回の選定理由としては,
・8インチの液晶画面を搭載している
・HDMI入力を持っている
・CarPlayに対応している

といった点が挙げられます.
価格は,10万円ちょっとでした.安くはないですが,同等機能の競合他機種と比較すると,比較的廉価と言えます.

Clarion NXV897D 開梱

Clarion NXV897D 開梱

開梱してみると…こんな具合です.
多くの方は,カーナビの取り付けは販売店にお願いするのではないでしょうか.その為,カーナビの製品箱はユーザーが目にすることが少ないので,かなり簡素なことが多いようです.(ETCの箱も,ただの段ボール箱のことが多いですよね.)

Clarion NXV897D ハーネス

Clarion NXV897D ハーネス

中には,ハーネスやアンテナがガサっと入っています.
こんな角型のナイロン?コネクタです.
12Vの常時給電とアースのコネクタが大きくなっていて,消費電力がそれなりに大きいことが分かります.

では,早速取り付けを開始します.
まずは,バッテリのアース側端子を外します.

バッテリアース取り外し

バッテリアース取り外し

 

バッテリアース取り外し2

バッテリアース取り外し2

知らないうちに,アース側ケーブルとバッテリの端子が接触してしまうことがあるので,テープで仮固定しておきます.

まず最初にやらなければいけないことが,古いナビとその周辺機器の撤去です.
最初に地デジのアンテナを撤去します.
これがなかなか難儀です…

アンテナ撤去1

アンテナ撤去1

地デジアンテナは,フロントガラスについている透明フィルムと細い線を組み合わせたアンテナです.大抵こんな具合で付いています.

アンテナ撤去2

アンテナ撤去2

アンテナの給電部を持って引っ張ると,アンテナのフィルムごと外れます.接着剤がガラスに残ってしまった場合,パーツクリーナで比較的簡単に落とせます.

アンテナ給電部

アンテナ給電部

アンテナ給電部の新旧です.右が古いサイバーナビのもの,左が新しいクラリオンのものです.小さくなる…と思いきや,逆に大きくなっています.

ここから,新しいアンテナ線を通線させるのですが,これが一大事です.

アンテナ取り付け1

アンテナ取り付け1

Aピラーの内張りを引っ張ると,こんな風になります.この隙間から線を突っ込みます.

アンテナ取り付け2

アンテナ取り付け2

古い地デジアンテナは,再利用できません.なので,ちょん切って新しい地デジアンテナ線を結んで,通線用に使っていまいました.
(最初に挑戦した運転席側は,上述の方法で行ったのですが,なかなか苦戦しました.)

アンテナ取り付け3

アンテナ取り付け3

ピラー内を引き下ろして,ここまで持ってきます.内張りは結構広く剥がしてしまったほうが,術野が広く取れて結果的に楽に作業が出来ます.

アンテナ取り付け4

アンテナ取り付け4

こちらの塊は,室内ヒューズボックスです.このヒューズボックスは比較的弄ることが多いと思いますので,ケーブルはしっかり後ろを這わせました.

閑話休題

雪見だいふく1

雪見だいふく1

雪見だいふく2

雪見だいふく2

良く晴れた日に作業をしていたので,暑くてかないません.雪見だいふくをエンジンルーム内で程よく溶かして,食べます.最高です.

ハーネス撤去

ハーネス撤去

途中,カーナビ取り付け箇所の古いハーネスも撤去しておきます.外した車両側の配線のいくつかは,新しいナビでも流用しますので,養生テープとマジックでマーキングして分からなくならないようにしておきます.
例えば,ウーファのコントロールラインや,車速信号など…

さて,続いて助手席側の地デジアンテナですが…思い切ってAピラーを外してみました.この方が断然簡単です.天井近くの蓋を外すと中にネジがありますので,そのネジを外すと簡単に外れます.
運転席側も最初からこうすれば良かったです…

アンテナ取り付け5

アンテナ取り付け5

Aピラーの内張りを外すと,こんな具合です.エアバックが入っていますので,作業はバッテリのマイナス端子を外してから!
エアバック伸展時の為なのか,柔らかいなんとも言えない樹脂です.

アンテナ取り付け6

アンテナ取り付け6

エアバックはこの肌色の塊です.

アンテナ取り付け7

アンテナ取り付け7

地デジやGPSのアンテナはここから落とします.

ちなみに,後述するGPSアンテナの取り付けについてもさらりと…
GPSアンテナは内張りの中に隠す方法もありますが,サイバーナビのアンテナがダッシュボード上にあったので,同じ位置に取り付けることとしました.

アンテナ取り付け8

アンテナ取り付け8

地デジのアンテナはこんな具合で取り付けます.

地デジアンテナコネクタ

地デジアンテナコネクタ

実は,最初に地デジアンテナを流用できないか(交換しないで,サイバーナビのアンテナをそのままクラリオンで使えないか)…と考えてみたのですが,コネクタの形状が全く異なっていました.

地デジアンテナ仮止め

地デジアンテナ仮止め

地デジのフィルムアンテナはやり直しが効かないので,配線完了後に取り付けた方が良いと考えて,こんな具合で仮止めしておきます.

隙間テープ

隙間テープ

ここで,隙間テープの登場です!
と言いたいところですが,今回のこちらの安い住宅用隙間テープを使うと車の中では簡単に剥がれてしまうことがわかりました.ちゃんと車用を使いましょう…

隙間テープ

隙間テープ

隙間テープは,こういった配線の要所要所に巻いて,ガタツキ音を防止するために使います.
おそらく,車両用のものがカー用品店にあると思いますので,それを使うと良いと思います.

隙間テープ

隙間テープ

固定箇所のスパンが長い箇所に貼っておくと,良いと思います.
こんな感じです.

GPSアンテナ

GPSアンテナ

配線の通線の関係から,GPSアンテナも同時に交換してしまいます.
古いサイバーナビのものが左側,右側は新しいクラリオンのものです.クラリオンの方が大きめですね.みちびきに対応するためかもしれません.

アンテナ通線1

アンテナ通線1

ピラー部分からケーブルを落とすと,グローブボックスの奥,エアコンブロアの左上あたりにケーブルが出てきます.このあたりの板金部品はエッジが立っているので,ケーブル被覆を傷つけないように注意して通線・整線します.

アンテナ通線2

アンテナ通線2

ブロアの前を通して,ナビの近くまでケーブルを引っ張ります.
このあたりのグチャグチャのケーブルは,積年の改造の成果です…あとで整理します.

アンテナ通線3

アンテナ通線3

地デジとGPSのアンテナ線は,高い周波数の信号を扱うので,途中で気軽に切ったりつないだりが出来ません.なので,余ったケーブルはどこかでまとめておく必要があります.
すべてナビ裏まで引っ張って格納しようとすると,かなりギュウギュウになってしまうので,一部のケーブルはナビから離れた場所でまとめてしまっておきます.

大分進んできたのですが,まだまだ先は長いです.
我慢できなくなってきたので,試しにナビを載せてみました.

仮載せ

仮載せ

これまでが7インチだったので,かなり大きく感じます.
9インチでも行けたかも…とちょっと欲が出てきます.
実は,今回選んだ「Clarion NXV897D」には,9インチの姉妹機があります.これらの2機種の持つ機能は全く一緒,液晶画面の大きさだけが違います.

さて,仮設置してみて分かったのですが,ブラケットが排熱ファンの排気口を塞ぎます.

板金けがき

板金けがき

なので,マジックでケガキを入れて…

板金カット後

板金カット後

グラインダで(雑に)カットしました.
鉄の板金は,火花が散るので切っていて気持ちいいです.熱いですが.

実は,「Clarion NXV897D」は側面に排熱ファンがある珍しい機種です.他機種の説明書を見ても,背面にある機種が大部分だと思います.コネクタ類が多く(特に後述のHDMI端子は巨大です),背面への配置が難しかったのだと思います.
こちらの機種を取り付ける場合には,側面の排気口をブラケットなどが塞がないように要注意です.汎用のブラケットは,あまりここを考慮していない場合が多いような気がします.

念の為,カーナビの車両側ヒューズがどの程度の容量か,確認しておきます.

外ヒューズボックス

外ヒューズボックス

 

外ヒューズボックス蓋

外ヒューズボックス蓋

…と思って色々見て回ったのですが,どこがカーナビの背面バッ直につながっているのか,わかりません…おそらく,10Aか15Aのラインだと思うのですが…

仮起動

仮起動

仕方がないので,仮設置して電流を測定してみます.
5A程度だったら問題ないはずです.
10A食うようならば,バッ直を引き直す必要が出てきます.面倒です.

消費電流測定

消費電流測定

測ってみると,2.2Aや2.3A程度でした.この程度であれば,どれだけ増えたとしても10Aを超えるようなことは無いはずです.助かりました.

閑話休題2

車速信号などの線の色

車速信号などの線の色

車速信号の色について…
車速信号などの線の色,若草色などの日本っぽい色になっているのですが,この色がマチマチでちょっとわかりにくいです.特に,写真右端の若草色の2本,全く別の色に見えます.うーん…JISなどの規格で決まってたりしないのでしょうか.

NXV897D 背面端子1

NXV897D 背面端子1

NXV897Dの背面は,こんな感じです.HDMI端子(凸が2つ並んでいる穴)が結構大きいですね.確かに,ファンを入れる場所は無さそうです.

NXV897D 背面端子2

NXV897D 背面端子2

HDMIは通常のフルサイズの端子です.ちょっと奥まって付いています.このため,ケーブルの出っ張りについては,多少寛容です.断面大きさについては制限がありますが,かなり大きく窪んでいるので,よっぽどなケーブルで無い限りは大丈夫です.

NXV897D 背面端子4

NXV897D 背面端子4

HDMIケーブルは,一般的な汎用品で大丈夫です.ケーブルは細いほうが取り回しが楽ですが,私は通常のケーブルを付けてしまいました.背面底近くに板金の出っぱりが準備してあるので,そこにインシュロックなどでケーブルを固定します.

ハーネス取り付け

ハーネス取り付け

先程仮接続したハーネスを,本接続し直します.接続し忘れたケーブルがあると,後ほど地獄を見ますので,忘れ物がないようにしっかりチェックします.

設置状態

設置状態

ハーネスやアンテナ線をすべて接続して,ケーブルに負荷を掛けないようにナビを取り付け位置に入れます.特にHDMIケーブルの出っぱりが大きいので,要注意です.

多くの車で,インパネやセンタークラスタの裏側に鉄の太いパイプが通っています.GVBの場合は,ナビの真裏に来ているので,ケーブルをあまり奥に逃がせません.
なので…

ナビ下側配線状態1

ナビ下側配線状態1

ナビの下側に逃がして,エアコンのダクトの裏に持ってきます.
こうすると,比較的簡単に配線が収まります.

ナビ下側配線状態2

ナビ下側配線状態2

こちらの写真を見ると,ナビの奥側に金属製のパイプが走っているのが見えると思います.これが,なかなか曲者なのです.

さて,まずは乗っかりましたので,起動をしてみます.

起動テスト0

起動テスト0

起動は早く,CarPlayも普通に繋がります.
なかなか快適です.

起動テスト2

起動テスト2

CarPlayの音楽再生画面です.AppleTVっぽい画面です.タッチでリピートやシャッフルを直接切り替え出来るのは,なかなか便利です.

起動テスト3

起動テスト3

4画面モードはこんな具合です.画面解像度が高いこともあって,この状態でも問題なく情報を確認できます.

起動テスト5

起動テスト5

CarPlayの設定画面はシンプル…というよりも,ほぼ何も設定できません.

実は1つ困った点があって,CarPlay実行中は音響系の設定が出来なくなります.これはCarPlay実行中は設定変更ができないだけなのか,それともCarPlay実行中は過去に行った設定変更も無効になる(プレーンな設定状態)になるのか,よく分かっていません.
前者なら大した問題ではないのですが,後者だとちょっと困るかもしれません.

もう1点.気になる点が映り込みです.これは気になる方と気にならない方が居ると思います.(また,車種によっても変わると思います.)
NXV897D は液晶画面が光沢タイプになっています.しかし,最近のiPadやiPhoneのような,気の利いたコーティングはされていませんので,それなりに映り込みます.ただ,液晶バックライトの輝度が高いので,完全に見えなくなるようなことは無いです.念の為,実機を確認されることをオススメします.

さて,ちょっとネガティブなことも書きましたが,とても気に入った点もあります.
例えば…

夜の起動テスト1

夜の起動テスト1

新しいナビが嬉しくて,夜になってからも少し弄ったりしていました.
夜は映り込みの影響もなく,非常に快適です.街路灯の映り込みも気にならない印象です.

夜の起動テスト2

夜の起動テスト2

夜のほうが,写真写りも良いですね.

夜の起動テスト4

夜の起動テスト4

そこで,特筆すべきこととして,バックライトの輝度を非常に暗く出来ます.
NXV897D では,昼間と夜間モードでそれぞれ液晶画面のバックライトの輝度を設定できるのですが,夜間モード時の輝度は,iPhone(個人的に,液晶画面の輝度調整範囲が非常に広いと感じています)の最低輝度同等まで落とせます.
これまでのサイバーナビでは,夜間輝度を最低まで落としても明るく感じる為,必要時以外は液晶画面の表示を切っていたのですが,今後は点けたままでも問題無さそうです.
これは,個人的にとても嬉しいポイントです.

その他,HDMI入力が付いていますので,こんな風にミラーリングも可能です.

ミラーリング

ミラーリング

FireTVやAppleTVなんかを繋げている方も居るそうです.
AppleTVはAC電源なので改造が必要になりそうですが,FireTVはUSB電源なので簡単そうですね.

さて,ナビの取り付けが大凡完了しましたので,続いて放っておいた地デジアンテナの取り付けを行います.

地デジアンテナ取り付け1

地デジアンテナ取り付け1

地デジアンテナの取り付けで重要な点は,「前準備」と「思い切り」です.
地デジアンテナは,華奢な透明の粘着テープですので,手を石鹸で洗って油分をとっておきます.また,貼り付け箇所はシリコンオフやパーツクリーナで入念に脱脂洗浄しておきます.
NXV897D のアンテナは,かなり親切に貼り付け治具のような台紙がついているので,それを使って位置を合わせて貼り付けます.一度きりですので,慎重に思い切って貼り付けます.

地デジアンテナ取り付け2

地デジアンテナ取り付け2

自分も夢中だったので,ロクな写真が撮れておらず…
このあと,アンテナ給電部を根本に貼り付けて完了です.

ここまでで,カーナビの取り付け自体は完了です.
今回,8インチのナビを取り付けて問題となった点が,エアコンの吹き出し口が入らなくなる点です.

エアコンダクト

エアコンダクト

エアコンダクトはナビのネジを緩めることで,なんとかねじ込めそうなのですが,正面のルーバ部分(レジスターと呼ぶそうです)はどうやっても入らないです.

2DINタイプの8インチナビは,裏側の取り付け部分は2DINサイズですが,手前のアゴ部分が出っ張っている「モアイ」みたいな形になっています.
なので,奥は広々としていてダクトは入るのですが,正面のパネル部分が一杯一杯で,レジスターが入らなくなってしまった…という訳です.

この解決方法については,その2で取り上げたいと思います.

 

 

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